T-01Aを一週間使ってみての感想。
とりあえず初期設定ではやっぱり使える状態ではない。
「初期設定」
まずバグ修正のためにアップデートを。
次にTodayアプリのSprite Menuは撤去。
そして前に書いたWindows Mobileすべてに言える設定を。
T-01AではCPUの処理速度を「高」「中」「低」の3段階で設定し省電力化をすることができる。
プレイステーションのエミュ「FpseCE」で「Time Crisis」を動作させるベンチマーク測定的なことをしてみると、CPUの設定は「中」あれば60FPS以下になることはほとんどなかったが。
しかし、高にしないとSkypeのエコーキャンセルがうまく動作せず、通話時ハウリングやノイズが発生する原因となる。
「操作性」
今までHT-01Aの物理QWERTYキーボードを使っていたのでスクリーンキーボードは使えないと思っていたが、それほど苦になることはなかった。(HT01Aの日本語入力ソフトがAdvanced Wnnであり、操作が困難であったためか)
タッチのレスポンスも悪くなく、iPhoneのカスタマイズ性を向上させたような感じもする。
インターネットを見るソフトは初期ではIEMobileが入っているが、Opera mobile 10もインストールしておくべきだろう。
レンダリングの速さではIEの方が速くFlashも表示できるが、操作性ではOpera mobile 10の方が優れている。
ネットワーク速度の計測をするとダウンロードの速度は2.8Mbpsを計測。(IEを使いGyaoで計測)
Skypeの通話もかなり安定し、会議通話をしながらチャットもこなせるほどの性能になっている。
「バッテリー」
バッテリー3900mAhのものをつけ稼働時間を計測した。
Hotmailの同期タイミングをリアルタイム、Skypeを常駐での待ち受けは20時間。
上記の条件でウェブページ閲覧、Youtubeの再生などを加え1日操作しっぱなしでは12時間。
問題なのは充電で、使い切ってある状態から100%まで充電するには7時間を要する。(電源を切らず、Skypeは起動したまま。)
総合的にみると「Windows Mobileやっと始まったか。」と思う程度。
今までのものではカスタマイズを施しても満足できる速度での処理はできなかったが、CPUにSnapDragonを搭載し、エミュレータも動作、マルチタスクも楽々。
ここまで来て今後Windows Phone 7が主流になり拡張性がなくなったら、Windows ケータイは崩壊。
iPhoneが進化すれば、シェアはiPhoneかAndroidに分散というところですか。
初期設定ができる人じゃないと使えない端末ではなかなか買い手も増えませんよねー。
iPhoneがマルチタスク機能をつけてバッテリーの容量を増やしてきたらそっちに流れちゃうかも。
Docomo T-01Bと噂されているT-01Aのフルキーボードバージョンの発売を待ちましょう。
さて、HT01Aの現状ですが。
Windows Mobile 6.5.3(英語版)をインストールしたら日本語入力ソフトがIMEになり、入力はかなり快適になりました。
アニメーションを多用しカクつきをごまかしているのか動作もスムーズに。
日本語化も終わっているので普通に使えます。
初期の状態より快適なのでこの端末はこのままにしておこうかな。